鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋とコンクリートの長所を兼ね備えた中低層の建物によくみられる工法です。
今回は、賃貸物件における構造のひとつである「鉄筋コンクリート」にフォーカスします。
鉄筋コンクリートの耐震性・防音性・耐用年数について深掘りするので、あなたの生活に適した工法を見つけるための参考にしてみてくださいね。
賃貸物件における「鉄筋コンクリート」構造の特徴①耐震性が高い
賃貸物件における「鉄筋コンクリート」構造の特徴は、耐震性の高さです。
近年、地震などの災害が増えていることからも、住まいにおける条件として見逃せないポイントですよね。
鉄筋は張力に強く、コンクリートは押しつぶす力に強い構造体です。
鉄筋コンクリートは両方の性能が一体化しているため、耐震性が高く、安全に暮らせるメリットがあります。
また、地震の二次災害ともいわれる火災についても、鉄筋コンクリートなら安心です。
鉄筋は熱に弱いのですが、不燃材料であるコンクリートに包まれているため、耐火性が高いのも鉄筋コンクリートの大きなメリットといえるでしょう。
賃貸物件における「鉄筋コンクリート」構造の特徴②防音性が高い
賃貸物件における「鉄筋コンクリート」構造の特徴には、防音性の高さもみられます。
賃貸物件において近隣住民とトラブルの原因になりやすい騒音。
とくに子育て世帯は、気になるポイントではないでしょうか。
鉄筋コンクリートは鉄筋を何本も組み合わせた枠にコンクリートを流す構造のため、壁の密度が高く、防音性にも優れています。
鉄筋コンクリートの防音性は、木造の約10倍ともいわれるほどです。
そのため、生活音が周囲に聞こえにくく、ストレスをためにくい生活ができるでしょう。
心配な場合は、防音カーテンや防音マットなどを併用すると、より安心です。
賃貸物件における「鉄筋コンクリート」構造の特徴③耐用年数が長い
最後に注目したい賃貸物件における「鉄筋コンクリート」構造の特徴は、耐用年数が長いことです。
耐用年数は建物の構造によって異なり、木造が22年なのに対して、鉄筋コンクリートは47年と2倍以上。
こまめにメンテナンスして管理を徹底している物件は、47年以上が過ぎても、快適に暮らせる物件が多いでしょう。
また、鉄筋コンクリートなら、木造で心配なシロアリの被害もありません。
耐久性にも優れているため、長期にわたって安全に過ごせるのもメリットといえますね。